ハローワールド

 

 

今回ブログを担当する、昨年９月に右足骨にひびが入っていまだに痛むことがあるガラスの貴公子＃１０のマッキーです。

 

毎回、フットサルをより楽しくすることについての考察をお届けしているわけですが今回は「プレーを見ることの重要性」について
自分のメモ代わりに書き記したいと思います。

突然ですが皆さん、「カリム・ベンゼマ」という選手はご存知でしょうか？

世界一のサッカークラブとしても名高いスペインの超有名クラブ、レアルマドリード（以下レアル）で１０年以上にも渡って主力として活躍し続けるフランス代表のフォワードです。ベンゼマのプレー集などをYouTubeで見ると、テクニックがあってシュートも上手くてとても素晴らしい選手ですが、メッシやネイマールといった超有名選手と比べるとやや地味な印象ですかね。

 

 

 

2016年にクラブワールドカップが日本で行なわれた際、レアルマドリードとJリーグの鹿島アントラーズが対戦することが決まって僕は生のレアル、クリスティアーノ・ロナウド（当時はレアルに在籍）が見られるチャンス！だと思い、ぎりぎり残っていたかなり高いチケットを買いました。
試合はレアルが圧倒するも鹿島が2点差を追いつき延長戦の末にレアルが勝利するというとても興奮する試合で、クリロナももちろん出場していたのですが僕が一番目を奪われたのが、このベンゼマでした。

とにかくガタイがいい。胸板の厚さは男の僕でも抱かれたいと思うほど逞しく、肩幅の広さは男の僕でも抱かれたいと思うほど頼もしく、日本人の選手がヒョロヒョロのもやしマンにしか見えないほどでした。
それなのに動きは機敏でどんなボールでも吸収して受け止めてしまう柔らかいボールタッチで鹿島のディフェンダーを完全に圧倒。YouTubeで見てても上手いなあくらいの感想だったのが、いざ本物を目の前にしてみるとこんなにガタイのいい選手がこんなに繊細で柔らかく確実なボールさばきをするんだと驚愕し、ベンゼマヤベェこんな人間がこの世にいるのかと思いました。生で見る事でそのスピード感や本物の凄さ、目の前で見る事による自分の感覚への落とし込みなどが鮮明にイメージできました。
その衝撃以来、僕は常にベンゼマのボールコントロールを思い出しながらイメージし「今のはベンゼマ率３５％だったな」とか「今のはベンゼマ率２９％だったな」と考えながらプレーしています。（嘘）

映像で見るのと生観戦するのでは見え方がまったく変わることもありますし、ダイジェストやスーパープレー集には出てこない何気ないプレーでその選手の上手さが良く分かります。また試合を見ることで各チームの戦術がありそうだなとかボールを持っていない選手はこう動いてるなというのはハイライトや小さい画面からではなかなか分かりづらいです。（サッカーでいえばフォワードがボールを持っている時、キーパーはどこで何をしているかなど）

フットサルをしている方にはぜひスーパープレー集やドリブルテクニック集だけでなく、1試合通しての映像や都リーグ、県リーグ、関東リーグ、Fリーグ、通な方は女子フットサルリーグといった生観戦の機会を増やすことで自分のプレーのイメージの幅を増やしていくと実はそれだけでも上手くなるんじゃないかと思っています。僕は試しに1週間ほどフットサルを一切しないでその間毎日のようにフットサルやサッカーの試合を見てからフットサルをしたのですが、イメージに体力がついていかず膝に手をつきながらチームの脚を引っ張る形になってしまったのでやっぱりおじさんになったら定期的に運動したほうがいいなと実感しました。

ちなみに僕がオススメするYouTube動画は南米サッカー協会公式チャンネル、スペインフットサル協会公式チャンネル、フランスフットサル協会公式チャンネルあたりです。世界トップレベルの公式戦を1試合まるまる見られたりしますので面白いです。あと日本だと東京大学フットサル部チャンネルはけっこう面白い動画出してますのでよく見ます。

巷に出回ってる日本人が紹介しているドリブルデザインとかテクニック系動画は、エンタメとして見る分にはいいですけど実際のフットサルで活きるとは思わないほうがいいです。漫画の世界みたいなもんです。あれ見てドリブル上手くなるつもりなら「アドリ　１対１　フットサル」で検索したほうがよっぽどいいです。

 

よく「上手い人を見て学ぶ」とかいいますが、例えば将棋でも神の一手！とかいわれてその瞬間の映像だけ見せられても、そもそも対局を通して見ていないとなぜその一手になったのか、そこに至るまでの過程などが分かって初めてコレは凄い一手なんだと分かると思います。

上手い人の上手いプレーだけを切り取ったスーパープレー集だけでなく、ミスになったけど意図もありそうだったな！惜しい！と分かるような見方もしていくといいんじゃないでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。

次のブログは、以前はウルトラレアくらいの出現率だったのに最近はノーマルレアくらいの出現率になってきたハッシーがお届けします。